ヒトは直立歩行を進化としましたから、とにかく動くこと。それには立位の巧緻性が大切で、巧緻性は歩行の前提となります。歩行は蹴る力を表し、また体力の総合的評価です。若者でも病み上がりは歩行に勢いを感じません。
腰部→膝→外果の移動曲線がきれいな半円を描かず、外果の高速な蹴りだしが乏しいもの。フレイルでも努力で健康状態を取り戻すことは可能ですが、取り戻す元気があるうちに取り戻さないと要介助から要介護へと進むのは必然です。太ももが細くなり身体が一回り小さく見えるようになったら、なかなか筋力は取り戻せないのが実情です。
元気な高齢者は握力が落ちていません。落ちても片手だけなら回復しても、両手の低下は全身症状の進行かも知れません。握力は握り返す力であり、背筋を伸ばし全身で踏ん張る運動ですから、単に手に力が入らないだけの問題ではなく全身症状を知る良い手掛かりになります。
手指は屈曲拘縮しますので、健康な人は手指を伸展位に保つことができる元気さがあります。手を握りしめる(指の第1関節)ときは奥歯をかみしめます。
噛み締め力は頸椎が担うので頸部の筋力が必要です。肉食獣が獲物を捕らえたときに、爪を立てて引き倒す行為の名残のようです(伝え歩きの力)。
# by kappanochiro | 2026-05-16 13:55 | 健康観 | Comments(0)





