足部を機能的の分けると、第1~3中足骨と第4~5中足骨のグループになる。あおり歩行で良く理解できるように、踵接地から第5指に体重移動し指のばね(反力)で第1指に移動させる。第1~3中足骨は比較的強固な構造を作り内側アーチの土踏まずを作る。私の推測だが、この部は距骨-脛骨間の関節面が担うではないか。これに対し第4~5中足骨は少し緩やかな構造を成す。この部は距骨‐腓骨間の関節面が関わると考える。
さらに、ここに立方骨が関節を形成し可動性が高く外側アーチに。第3~4中足骨間で急に構造が弱くなる(例:モートン病)のは、固定性の強い部と可動性を持つ部の関節特有の作用ではないか。胸腰椎移行部が例になる。
歩行では全中足骨頭で接地するようにすると、中足骨が広がり自由度が高くなり、足趾の握力が増強する。この効果により下肢伸展が増し、バランス能力も高まると考える。未舗装のところや点字ブロックの上を歩くことで、脚の筋の特定の箇所に強い負担をかけることを避けながら様々な刺激を与える。
スピードは上げなくても、この鍛錬により足底アーチの横軸にウエーブが入り、故障を減らすドーピング効果を得る。(一社)東京都療術師会品川支部2月研究会レジュメ要旨
# by kappanochiro | 2024-03-01 09:07 | カイロプラクティック | Comments(0)